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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2022年12月16日]

研究者

みなさん、こんにちは。

先日ノーベル賞のお話をしましたが、日本のノーベル賞受賞者は28人のうち4割以上が物理学賞の受賞者になります。

日本で初の受賞者は、1949年に受賞した湯川秀樹氏です。

物理学は高度になればなるほど抽象的な話になってくるので、イメージができないのも無理ありません。そもそも素粒子というのは、物質を構成する最小単位の粒子のことであり、原子を構成する"電子""陽子"中性子"は素粒子のひとつになります。湯川氏は、新たな素粒子のひとつである"中間子"の存在を予測しました。

その後、量子力学の分野などで日本人受賞者は出ましたが、30年以上素粒子に関する受賞者はおらず、岐阜県の"カミオカンデ"という宇宙素粒子観測施設で小柴昌俊氏が素粒子"ニュートリノ"の観測に成功し、受賞しました。

カミオカンデは、1995年に"スーパーカミオカンデ"に名称を改められています。どこがどうなったかは難しい話だと思いますが、名前からとりあえず進化したことは分かりますね…。

将来素粒子の研究をしたいという方もおられるのではないでしょうか。高収入の安定した職業に就きたいと考える方は多いと思いますが、純粋な好奇心を糧に、決してたやすいとは言えない研究者の道を目指す方も、私は応援しています。