[2023年1月30日]
みなさん、こんにちは。
いよいよ1月も終わりに近づきましたね。体調はいかがでしょうか。
さて、みなさんは"マハトマ・ガンディー"をご存じでしょうか。
顔写真を見ても分かる、インドの有名な独立運動の指導者ですね。
第二次世界大戦後、インドが独立したのはガンディーがいたからといって間違いありません。
インドでは、それまで貧富の差や強いカースト制度色がありました。実は今でも、インドの南と北では産業の発展に大きな差がありますが、大戦前のインドは植民地であったことから人々は"支配される側"にありました。
ガンディーのやり方はなんといっても、"非暴力・不服従"です。ガンディーは"サティヤーグラハ"訳すと"真理の把持"という信念をもっており、敵に暴力で抵抗するのではなく、あくまで説得するという手段で独立を勝ち取りました。サティヤーグラハはヒンドゥー教に基づく思想で、ヒンドゥー教の精神である"不殺生"の考えが根底にあります。
多くの国で起こり、今もなお起こっている"戦争"は、お互いを傷つけ犠牲が伴う最悪の手段です。自分たちを不当に扱う相手を傷つけず、愛をもって説得したガンディーと、彼についていった民衆、そしてヒンドゥー教の思想は素晴らしいと私も思います。
残念ながら、ガンディーは1948年の今日暗殺されました。悲しいことに、世の中は良い人ばかりではありません。人命より国の利益を優先する人だっています。
"正義"とは何かを決めることは難しいですが、民衆の支持を得て独立を勝ち取ったガンディーの行動はひとつの"正義"といえるのではないでしょうか。
みなさんは、どう思いますか。