[2023年4月7日]
みなさん、こんにちは。
みなさんは、"鉄腕アトム"を読んだことはありますか。
鉄腕アトムは、手塚治虫の漫画作品のひとつです。21世紀の未来を舞台にした作品で、主人公のアトムは空を飛ぶことが出来たりとSF要素が入っています。
作品の詳細を知らない方も、アトムが人間ではなくロボットであること、そしてウランちゃんというヒロインがいることはご存じなのではないでしょうか。
実は、鉄腕アトムには悲しい設定があります。アトムを造った天馬博士は"飛雄"という息子を交通事故で亡くしており、その息子そっくりのロボットをつくろうとしてできたのが"アトム"なのです。
博士ははじめアトムを愛していましたが、アトムが成長しないことに腹を立ててアトムをサーカスに売り飛ばしてしまいます。
その後、お茶の水博士という優しい博士に出会ったことで、アトムは救われますが…。
いくら精巧なロボットができても飛雄が二度と戻ってこないという事実、一度生みの親に捨てられてしまったアトム…。この漫画にはアトムの明るい表情や元気からは想像しにくいかなしさがあります。
さて、"アトム"という名は英語の"atom(原子)"からきていると思いますが、アトムは実際原子力エンジンで動くという設定のようです。
現代の技術でアトムのような人型ロボットをつくれなくもないと思いますが、あまりにも精巧だと倫理的な問題があるのかもしれませんね。
私たちが知っているのは、アシモくんやペッパーくん、最近ファミレスに導入されているかわいい猫型ロボット"BellaBot"あたりでしょうか。
ロボットには感情がありませんが、感情のある私たちはロボットにも愛着をもってしまいます。いつか、みなさんの前に感情をもつロボットが現れるかもしれませんね。