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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2023年4月13日]

なぜ?を知る

みなさん、こんにちは。

2文字でできた漢字の構成として、➀音・音、➁音・訓、➂訓・音、?訓・訓がありますね。また、これらのどれにも当てはまらない"熟字訓"というものもあります。

さて、みなさんは"重箱読み"、"湯桶読み"という読み方を知っていますね。重箱読みは"音・訓"、湯桶読みは"訓・音"の組み合わせになります。

よくあるのが、"どちらがどちらになるんだっけ"とごっちゃになってしまうことです。そもそも、なぜ"重箱"と"湯桶"になったのかというところですが、これはシンプルに"重箱のジュウは音読みでばこは訓読み"、"湯桶のゆは訓読みでトウは音読み"というものです。

なぜいきなり重箱・湯桶という名がつけられたのかを知らず、"重箱読みは音訓、湯桶読みは訓音"と事実だけを暗記しようとすると、記憶の定着も弱くなり、いざ忘れたときに終了となります。

重箱読み・湯桶読みに限らず、どんな物事もただその事実を覚えるのではなく"なぜそのようになったのか"を調べるようにしましょう。数学はまさに、すべての公式が理由があってつくられています。

例えば、扇形の面積を求める公式は"すべての扇形は同じ半径の円の一部だから、円の面積に割合をかけたら求まるな"という考え方でうまれました。

私は特に、数学・物理・科学の分野でそのような考え方の"成り立ち"を知るのが好きで、面白いと思っていました。

興味、関心の幅は人それぞれで、何をおもしろいと思うかもみんな違うと思うのですが、ぜひ分野を限定せずいろんなものごとの"なぜ?"を調べてみてください。