[2023年4月23日]
みなさん、こんにちは。
人々の長い暮らしの中で、2つ以上の単語がセットになり
本来とは違う意味合いで使われるようになった言葉を
慣用句と言います。
顔が広い (知り合いが多い)
口をはさむ (人が話しているときに割り込んで話す)
目を盗む (見つからないようこっそり行う)
盲点をつく (人が気づいていない点を指摘する)
など、体の一部を使った慣用句もたくさんあります。
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話は変わりますが、黒い丸を2つ書いてみました。
右目の正面に左の●が来るように動かしてみましょう。
そのまま左目を閉じた状態で
右目を画面の左側の●に近づけたり、遠ざけたりして
目と●との距離を変えてみましょう。
右側の●が見えなくなる距離があるはずです。
私たちは、目の網膜に映ったものが
視神経を通って脳に伝わり、ものが見えているわけですが、
目の裏の、視神経が集まっている辺りに
映ったものは見えないようになっています。
その部分が盲点と言われていて、
実際には見えていないわけですが
脳が周りの色合いなどから補完して
見えているように感じるわけです。
物を認識しているのは目ではなくて脳である。
ということがよく分かる不思議な現象ですね。