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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2023年5月5日]

キリのいい温度

みなさん、こんにちは。

小学校から、理科の時間で少しずつ習っていくことですが
物質の融点と沸点について知っているでしょうか?

物質には個体、液体、気体があります。
たとえば水であれば、個体は氷、気体は水蒸気と呼ばれますが
どちらも成分は水と同じです。

小学4年生あたりで、水が氷に変わる温度(融点)は 0℃、
水蒸気から水に変わる温度(沸点)は 100℃と習います。

すでに習った人は
「0℃と100℃なんて、ずいぶんキリのいい数字だな」
と感じませんでしたか?

これは、たまたまそうなった訳ではなく
水の融点が 0、沸点が 100となるように温度の
基準を設定したからなんですね。

この、水の融点と沸点に基準を設定した温度(℃)は、
発案者のセルシウスにちなんで、
日本では摂氏度(せっし度)とも呼ばれています。

この例の、水のように身近にあるものを基準に
設定された物事は他にもたくさんあります。

もし、他の授業でキリのいい数字が出てきたら
これはもしかしたら…と、成り立ちを調べてみるのも
いいかもしれません。