[2023年5月9日]
みなさん、こんにちは。
昨日、漢字の音読みと訓読みのお話をしました。
音読みが、伝わってきた漢字の元々の読み方、
訓読みが、日本語の意味を当てた読み方ですね。
漢字が日本に伝わってきたのは 5世紀ごろと
言われています。
その後、日本人は漢字をもとに
ひらがな、カタカナを生み出しました。
それが平安時代の初期と言われています。
現在、日本では漢字・ひらがな・カタカナが、
その特製を生かしながら巧みに使い分けられています。
文章ではひらがなを使いつつ、
漢字は見ただけで意味を連想しやすいので出来るだけ使う。
単語を分かりやすくするため、外来語にはカタカナを使う。
といった具合ですね。
自然と 3種類の文字が使い分けられている国は
そうそうありません。
こういった文字の成り立ちを見てみても、
生かせるものはできるだけ生かす、
あえてはっきり決めなくてもいい、といった
和を重んじる日本人の気質が見えるような気がします。