[2023年5月12日]
みなさん、こんにちは。
昨日、緩和曲線(クロソイド)の話をしました。
道路や線路以外にも、このクロソイド曲線が
利用されている場所があります。
それが、遊園地などにあるジェットコースターです。
世界で初めて、途中でループ(1回転)するタイプの
ジェットコースターが誕生したのは1890年代のアメリカです。
しかし、その時はループが円(真ん丸)を描いていたため
急な回転による負荷(G)が大きく、首を痛める人が
続出しました。
これを改良するため、ジェットコースターの
ループ部分には緩やかな曲線、クロソイドが
利用されることとなりました。
これは後に日本に誕生する
ジェットコースターにも利用されています。
ループ部分を確認してみると真ん丸ではなく、
少し風船のような形をしていることが分かると思います。