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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2023年5月21日]

進化はプラスとマイナス

みなさん、こんにちは。

昨日、目と進化の話を少ししました。
両生類やハチュウ類の 1部には、頭頂眼という
第3の目を持つ生物もいます。

この目は日光を検知するもので
日の長さや季節を感じ取っていると言われています。

実は太古のホニュウ類にも、この頭頂眼を
持ったものがいたとされています。
現在、この目を失った理由は様々な説がありますが
左右の目や、体の進化によって不要になったのでは
とされています。

生物の進化というと+αを想像しがちです。
例えば魚類から両生類・ハチュウ類と
進化するにしたがって、生物は陸での生活に
適した肺と足を手に入れます。

しかし、それに伴ってエラとヒレは失いましたので、
水中での生活はできなくなってしまいました。
進化はプラスでもあり、マイナスでもあるわけです。

全生物のすべての機能を持ったまま生活をするには
莫大なエネルギーが必要となります。
私たちの現在の姿は、機能と省エネ、すなわち
持続可能な形を追求した結果と言えるでしょう。