[2023年5月25日]
みなさん、こんにちは。
昨日の続きです。
終戦直後の混乱や物資不足による
物価高騰を抑えるために発令された"物価統制令"ですが、
その対象の中に公衆浴場(銭湯)の料金も含まれていました。
当時はお風呂が付いている家は珍しく、人々は日常的に銭湯を
利用していました。
その後、物価統制は復興が進むにつれどんどん廃止され
数年で米、アルコール(工業用)、そして銭湯を残して
対象から外れます。
現在は銭湯の料金のみが物価統制の対象として残っています。
銭湯は商売のためというよりも、住民の衛生管理のためにある
という位置づけになっているわけです。
今では、普段から利用する人は減ってきている銭湯ですが
災害の後や、家のお風呂が故障したときなどはやっぱり
必要な存在ですね。何より、大きなお風呂は気持ちが良いものです。
ちなみに、サウナや露天風呂、せっけん貸出といった
公衆浴場の枠を超えるサービスを提供している
スーパー銭湯などでも、それらのサービスを受けない代わりに
公衆浴場の料金(岡山県なら 450円)で入れるコースが
存在するところもあります。
目的に合わせて利用してみるのもいいかもしれません。