[2023年6月3日]
みなさん、こんにちは。
昨日に続いて、ひらがなのお話です。
漢字から派生し、平安時代には日本で広く使われるようになった
ひらがなですが、しばらくして"いろは歌"という詩が誕生しました。
この詩は"いろは"から始まり、すべてのひらがなが
1文字ずつ使われていて、ひらがなの練習になるとして
またたく間に広まっていきました。
ちゃんとした詩になっている(解釈には諸説あり)、さらに全ての
ひらがなを 1文字ずつだけ使っているという、まさに
奇蹟のような詩ですが作者が誰だったのかについては
現在では分かっていません。
今では、習う機会も減ってきていますが
何かを始める際、まず知っておくべきことを
"○○のいろは"と表現することもあります。
ちなみに現在に至るまで、このすべてのひらがなを
1文字ずつだけ使って詩を作ることには
色んな人(書家や学者など)が挑戦し、その詩を残しています。
それらを探して読んでみるのも面白いかもしれません。