[2010年9月5日]
いよいよ中学校卒業まで半年を切りました。部活・勉強、そして遊びに…と個々それぞれ人生に意味のある時間を過ごされたことと思います。『学習面』での総決算である『高校受験』が半年後に行われます。以前にもお伝えしましたが、他人に決められる初めての人生の岐路です。 と言っても、決められる原因を作ったのは自分自身であることを忘れず、責任を第三者に押し付けるのでもなく、その進路結果を真摯に受け止めてくださいね。 このようなことを皆さんに言うのは『時期尚早』のような気がしますが、6ヶ月後の高校進学で志望校に進める場合とそうでない場合で人生がわかれる…という現実を理解してください。
勘違いしないでください。 志望する高校を受験することが出来ないのは100%自分のせいである、ということです。親のせいでも塾のせいでも、先生のせいでもありません。『あなたの中学生活の結果』なのです。
志望する高校に進学することが出来ても、出来なかったとしても、満足することも、悔いることもしてはいけません。 これから先のほうがはるかに長いのです。 いくらでも挽回できるチャンスは訪れますし、そのチャンスを作るも作らないも自分次第である、ということです。 満足出来る結果を得られればよし、そうでない君は努力が足りなかった…というだけのこと。今後は反省し、努力をするようにしましょう。
『試験』というものは、『合格者を選ぶ』のではなく、『不合格者を選ぶ』のです。 つまり、高校入学試験においては、その学校で学ぶのに『ふさわしくない人間を選ぶ』のです。
ただし、合格するためにあなたたちは勉強しているのであり、不適任者として選ばれないために勉強しているのです。 先に述べている通り、自分の希望する高校へ進学することができなくても(これは受験段階でのことで、合格発表時ではない)、人生でのチャンスは山ほどあります。 しかし、今回のチャンスで努力せずに道からそれた場合、それを修正するには大変な努力が必要です。 通常ではしなくてもよい努力や経験をしないと、もとの道には戻れません。 あなたたちは『勉強』を簡単に考えていますが、『高校受験』はあなた方の今後の人生に一番影響を与える出来事になる可能性があるのです。 勿論、志望校への受験すら出来ない場合もあるでしょう。 そうなった時に、今後のチャンスをつかめる人間になるか、そのチャンスすら気付かない人間になるかも、あなた方の努力次第です。 まずは、今出来ること…『毎日勉強する』ということです。 何を言っても、時間は戻っては来ません。 後悔しても、その後悔を最小限に抑えるべく努力を、受験までの数カ月間頑張っていきましょう。
頑張ったけど…こんなことは必要ありません。 結果が全てです。