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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2023年6月12日]

平均値にご注意

みなさん、こんにちは。

算数の授業などで平均値について習ったでしょうか。
たとえば、教室にいる 5人の生徒の身長を計ったところ
それぞれ 135cm、136cm、137cm、138cm、140cmだったとします。
その合計686cmを人数5で割ると 137.2 となり、
5人の平均身長が 137.2cmということが分かります。

例えば平均身長135cmの 30人のクラスがあったとします。
しかし、これは平均なので、中には 130cm未満の人も
140cm以上の人もいる可能性があります。

さらにそこへ、身長180cmと、182cmの大きな先生が
2人加わったとします。生徒30人と、先生2人を合わせた
32人の平均身長を計算するとおよそ 137.9cmとなります。
平均身長は 3cmほどしか上がりません。
なので、平均値だけを見ると 180cmもある大人が 2人いるとは
予想できませんね。

平均値というのは、"みんな大体このくらい"ということが分かる
大変便利な指標ではありますが、こういった例外の数値を
見逃すことにも繋がります。
時に注意して見なくてはなりませんね。