[2023年7月2日]
みなさん、こんにちは。
昨日の"菌"のお話の補足的な内容となりますが、
菌という字は、もともと"きのこ"を意味する言葉でした。
きのこは現在"茸"と書くほうが一般的となりましたが
菌の訓読みは"きのこ"です。
きのこに似た性質を持つ他の生物たちが次第に
菌類に分類されるようになり、現在のような認識になった
と言われています。
"きのこ"と言うと、その見た目の大きさや形から
植物のようにも見えますが、実際には胞子から成長した
菌糸が集まってできた菌の仲間です。
しかし上記のような理由から、言葉の順番を加味して言うと
菌がきのこの仲間と言うほうが正しいかもしれません。
新しい発見や時代の流れによって
言葉の意味が変わったり、広がったり、逆に狭まったり
ということは、意外とよくあります。