[2023年7月16日]
みなさん、こんにちは。
昨日、数学で使われている文字(πrなど)には意味のある言葉の
頭文字が使われているというお話をしましたが、意味のない
文字が誤用で広まったケースもあります。
野球で後攻のチームが勝っているとき、9回裏のゲームは
行われません。このとき、スコアボードには Xの文字が
刻まれます。これは、数式でもよく使われる未知数を
表す Xという文字ですが、昔の日本ではそこは"α"や"A"と
表記されていました。
これはアメリカの手書きのスコアブックの"X"の文字を"α"と
見間違えたまま日本に広まったからと言われています。
そして現在でも、さらに何かを付け加えるときに
+α(プラスアルファ)という言葉が、一般にも使用されています。
以上の話は、あくまでも一説と言われていますが、誤用で
広まった言葉が、今では一般的な言葉として使われている
ケースは、探してみれば結構あるのかもしれません。