[2023年7月17日]
みなさん、こんにちは。
普段、カップのヨーグルトを食べるでしょうか。ヨーグルトの
ふたを開けたとき、以前よりも裏側にヨーグルトが
付いていないなと感じていませんか。あるいは、もう
付いていないのが当たり前になっているでしょうか。
昔は、べったりと付いていて、もったいないなと思いつつも
あんまりそこの部分にばかり手を付けているとはしたないと
思われるのではないか、などと気にしていたものです。
世の中の多くの物は日々進化しています。ヨーグルトのふたも
例外ではありません。最近のふたの裏は撥水加工がされていて
少しざらざらしています。このざらざら(細かい凹凸)が
ロータス効果と言われる現象を起こし、ヨーグルトを
つるんとはじいています。
ロータスとは植物のハスを意味し、綺麗に水をはじく
ハスの葉の構造をヒントに、この技術が開発されました。
このケースはかなりピンポイントな話になりましたが、
私たちが気づかないうちに、世界は少しずつ
改良されているということが分かる一例ですね。