[2023年8月16日]
みなさん、こんにちは。
漢字には音読みと訓読みがありますが、どちらとも違う
読み方をするときがあります。例えば日本の古称である
"大和"は"やまと"と読みます。
"やまと"という名前に"大和"という漢字が使われるようになった
理由は、実はあまりはっきりしていないのですが、古代の
中国では日本のことを"倭"(ワ)と呼んでおり、そこから
"やまと"という訓読みが生まれました。
そこから同じ"ワ"と読む漢字として"和"を"やまと"と
読むようになり、それが"大和"に繋がっていったという
流れがあると言われています。
日本の各地には、古くからある地名であればあるほど
現在の読み方とは一致していないケースが多いようです。
それには大和の読み方のような複雑な経路があったからかも
知れません。注意も必要ですが、読めたら面白い地名も
多いように感じます。