[2023年8月21日]
みなさん、こんにちは。
昨日の、日本の国土のお話の続きです。
時をさかのぼって、日本で最初の公文書とも言える古事記の時代を見てみましょう。
もちろん古事記の内容は神話を含んでいますので史実とは言えないのですが
当時のことを読み取ることができます。
日本列島は神様たちの国生みによって誕生したとされており、4番目に現在の九州、
8番目に本州が生まれたとされていますが、本州がどこまでなのか
はっきりと書かれていないと言います。これは日本の一部ではなかったので
東北がどこまであるのかよく分からなかったと考えられます。
さらに、国生みでは北海道と沖縄は登場しません。こちらも当時は
日本の一部ではありませんでした。
これはどこの国にも言えることかも知れませんが、国土の拡大や縮小には
たびたび争いごとが絡んできます。日本も元寇などが有名ですが、
長い歴史の中で何度も危機がおとずれ、それを当時の人たちが
守り抜いて今があるわけです。
だからこそ、それを引き継いだ私たちは今あるものを大切にしなくては
なりませんね。