[2023年9月11日]
みなさん、こんにちは。
理科の時間などで、植物について習うことがあるかと思います。
植物の葉は、効率よく光合成をするため上下に重ならないように
成長すると習います。
ここで野菜のキャベツを思い出してみましょう。みなさんが
知っている、お店で売られているキャベツは主に葉っぱの
部分です。(芯が茎です)
見ての通り、それぞれの葉っぱが体を包み込むように完全に
重なり合っています。これでは効率よく光合成をすることは
できないでしょう。
キャベツのご先祖にあたるケールは、葉っぱが丸まっては
いませんが、その野生種の中に葉っぱの丸いものが存在し、
人がそれを利用して品種改良によって丸い植物、キャベツを
生み出していきました。
一見すると自然界では不利な体をしていますが、葉っぱが
ぎっしりでボリューミー、内側の葉が虫害などに
会いにくいといった、農作物としての利点が生産者に好まれたと
思われます。まさに人によって生み出され、現在まで生き残った
植物と言えるでしょう