[2023年9月15日]
みなさん、こんにちは。
昨日の続きです。戦前、プロスポーツに対する風当たりは
強かったわけですが戦時中になると、それがさらに悪化します。
海外から伝わってきた競技は敵性スポーツとみなされます。
それでも、例えばプロ野球は英語の用語を廃止するなどして
存続を図りましたが、選手が大量に兵役にとられる、球場が爆撃に
会って試合が不可能になるなど、スポーツ界はさらに暗い時代に
突入します。
終戦を迎えると、ものすごいスピードでプロスポーツは復活、
傷跡が深い日本の中で数少ない娯楽の中の 1つとなります。
その後、アマ野球(大学・高校など)の人気選手が次々にプロに
入団して人気が高まったり、国際的に活躍するプロレスラーが
現れるなど、スポーツ界は国民の心の光となっていくのです。
終戦以外にも、テレビの普及やプロ野球の展覧試合など、様々な
きっかけを経て、プロスポーツは少しずつ国民的な娯楽へと
発展して行きました。決して簡単な道のりではなかったことが
想像できますね。スポーツ選手の仕事は心を掴むということです。
これは決して簡単なことではないのです。