[2023年11月4日]
みなさん、こんにちは。
昨日のお話の中で、少しだけ"当て字"について触れました。
日本では漢字で書こうと思った言葉が書けないとき、大抵の
場合はひらがなで代用すると思います。
ここで気になるのは、漢字の本場である中国です。中国の
人たちも、すべての漢字を知っているわけではないですから、
書こうと思ったけど書けないという場面があるそうです。
しかし、中国では"かな"で代用することができません。そんな
時は同じ発音の書ける文字で代用、つまり当て字を使うことが
多いそうです。
現在の中国の文章を見てみると、日本の漢字よりも簡略化が
進んでいるように感じます。もちろん日本の漢字も時代とともに
簡略化が進んで今にいたるわけですが、中国の場合は"かな"で
代用することができません。漢字の本場であるからこそ、
簡略化が進んで使いやすくしているのかも知れませんね。