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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2023年11月27日]

太陰太陽暦

みなさん、こんにちは。

昨日の続きです。日本が明治5年まで使っていた太陰太陽暦とは
どのようなこよみだったのでしょうか。

これは太陽を基準とする太陽暦とはちがい、月の満ち欠けを
基準としています。毎月の新月となる日が 1日となります。
12ヶ月という点では今と同じですが、1年(12ヶ月)は 354日と
なります。

そのまま何年も過ごしていくと、季節がどんどんとずれていって
しまいますので、2〜3年に 1回"うるう月があり、1年を 13ヶ月に
して調節します。

結局、太陰暦で生じたズレを、太陽暦に合わせて直すという、
一見すると、かなりチグハグなことをしているように見えますが、
日本では潮の満潮と干潮など、月の周期が農業・漁業に与える
影響が大きかったことが、長年使用されてきた理由の 1つと
言われています。

不合理なことをしているようで、実は理に適っていたという
わけですね。