[2023年11月28日]
みなさん、こんにちは。
昨日は日本でもかつて採用されていた太陰太陽暦のお話を
しましたが、現在でも月を基準としてこよみを利用している
国があります。主にイスラム圏の国々が多いです。
しかも、いわゆる太陽暦による 1年とのずれを調節する太陰太陽暦
ではなく、純粋な太陰暦を使用しています。これにより 1年は
354〜355日となっています。1年でおよそ10日ほど私たちと
ずれてしまいますので、18年もすれば半年ほどずれてしまいます。
私たちの感覚では、それでは季節と日付がずれていって不便では
ないのと思うかもしれません。しかし、この辺りの国々では、
1年中、それほど気候が変わらないので、そのようなことでは
不便は感じないといいます。
私たちが当たり前であると考えていることも、時代や場所が
ちがえば、まったく別の"当たり前"が存在することがよく
分かりますね。