[2023年12月8日]
みなさん、こんにちは。
前回のお話の続きです。空が明け方と夕方だけ赤くなる理由を
知る上で大切になってくるのが、以前にお話しした
光は白っぽい
ということ。そして、白い光には赤や青を初めとして
様々な光が混ざっているということです。
そしてもう 1つ重要なことが光は波であるということです。光が
波のようにゆらゆら揺れながら伝わっていることは、波が小さ
すぎて人の目では小さすぎて分かりません。しかし、光が波で
あることと、色によって波の大きさがちがうということがポイント
になってきます。
明け方や夕方では、昼に比べて太陽が遠くにあります。地球の
空気には光を散乱(周囲に散らばらせる)する性質があり、波が
小さい色のほうが強く影響を受けます。赤い光は他の色に比べて
波が大きいので太陽との距離が遠くなってもあまり影響を受けず
地球に届きます。これが空が赤くなる理由です。
少し分かりにくいでしょうか。普段、毎日のように見ている
光景でも、その理由となるととても複雑で不思議なことに
感じますね