[2023年12月17日]
みなさん、こんにちは。
授業などで目が疲れたとき、先生に「遠くの緑を見て
目を休めましょう」などと言われたことはあるでしょうか。
確かに遠くの緑...そびえる山々などを見ていると心が
落ち着くような気がします。
気持ちの面で休まっているのは分かりそうですが、本当に
目は休まっているのでしょうか。以前に光は波であり、
色によって波長が異なるというお話をしましたが、目に
見える波長のちょうど中間あたりなのが、黄緑〜緑とされて
います。波長の長い色や短い色に比べて見やすく、目に
優しいというわけですね。
さらに"遠くの"というのもポイントです。目には水晶体と
いわれるレンズのような部分の厚みを変えることでピントを
調節しています。この水晶体を動かしている筋肉は遠くを
見ることによって緩めることができます。
本やスマホなど、近くのものを見続けていると目の筋肉が
働きすぎて疲れてしまいますので、休憩のときにはできる
だけ遠くの緑を見るようにしましょう。