[2023年12月24日]
みなさん、こんにちは。
前回のお話の続きです。日本の漢字は、一般的な読み書きに必要と
される常用漢字だけでも 3000字ありますが、漢字を大きく分けると、
指示文字、象形文字、形成文字、会意文字の 4つに分けることが
できます。そして漢字のおよそ 8割が形成文字です。
成形文字というのは、部首で意味を、つくりで読み方を表している
漢字のことです。たとえば"晴"という字であれば"晴れ"は天気が
よく、太陽が照っていることをいい、音読みでは"せい"と読みます。
意味は"日"で、読み方は"青"で表されているわけですね。
さらに、部首の名前は見た目や成り立ちから付いた名前が多いです。
"しめすへん"と"ころもへん"はよく似ていますが、もともとは
読んで字のごとく、それぞれ"示"と"衣"を表しています。なので、
ころもへんの字は衣、つまりは衣服に関する字が多かったりします。
この辺りのことを押さえておくと、漢字がぐっと覚えやすくなると
思います。次に漢字を見るときに、成り立ちを考えながら見ると
おもしろいかもしれません。