[2024年1月21日]
みなさん、こんにちは。
前回のお話の続きです。宇宙を漂っていた星が、地球の引力に
より、地球の周りをぐるぐる回るようになった、、、という
ケースは過去に 2度観測されていて、最近で発表されたのは
2020年のことです。
2020 CD3と名付けられたこの星は、月のような
ほぼ一定の軌道ではないものの、2017年の秋ごろから地球の
周りをぐるぐると回り始め、2020年に地球の軌道から外れて
いくまで、実に 2年以上、10回以上も地球の周りを公転しました。
このような星は、地球近傍小惑星やミニムーンと呼ばれ、それ
以前にも 2006年に観測されています。
月は地球の動きや環境に大きな影響を与えているとされますが、
これらのときは地球に影響を与えるほどの質量ではなかった
ようです。もし、もっと大きい質量をもった星が、地球の
衛星になってしまったら、地球の環境も大きく変わってしまう
かもしれませんね。