[2024年1月29日]
みなさん、こんにちは。
前回のお話の続きです。太古の昔に棲んでいた昆虫たちに比べて
現代の昆虫たちは随分と小さくなりました。その理由については
十分な証拠がなく断定されていませんが、大きく分けると 2つの
理由が考えられています。
1つは、体を支える外骨格が重たすぎたこと。もう 1つは、体が
大きい体を維持するためには、非常に多くのエネルギーを必要と
されることです。
私たちと同様、昆虫たちも酸素をエネルギーにして生きています。
現在、空気中の酸素の割合は 20%程度ですが、昆虫たちが大き
かった時代は、酸素の割合が 30%を越えていたと言われています。
そういう意味では、当時の地球はエネルギーに満ち溢れていた
ことになりますから、体が大きくて、たくさんのエネルギーが
必要だったとしても、それほど問題なかったのかも知れませんね。
これらの説が正しいとすると、少なくともしばらくの間は大昔の
ように大きな虫が誕生することはなさそうです。