[2024年7月2日]
みなさん、こんにちは。
前回のお話の続きです。周りの長さが 20cmと決まっている
長方形では、縦の長さと横の長さとの合計が 10cmになります。
縦が 1cmなら横は 9cm、縦が 2cmなら横は 8cm、、、という
具合です。
文字を使って、縦の長さを xcmと決めると、横の長さは 10-X(cm)
となります。よって面積は x×(10-x)と表すことができますので
面積を ycm2とすると y=x(10-x)という式が成り立ちます。
これを高校数学の 2次関数として変形します。
y=x(10-x)
y=-x2+10x
y=-(x2-10x)
y=-(x-5)2+25
証明のしかたは他にもありますが、これで縦(x)が 5cmのときに
もっとも面積(y)が大きくなることを証明できました。周りの長さ
を 20cmに定めなければ、話はもっとややこしくなります。
私たちが当たり前のように知っていることでも、それを証明を
しようとすると、なんだかとてもややこしい話になってしまい
ますね。"なぜ?"を追求すると、いろんなことが奥深くて面白い
ことに気付くと思います。