[2024年12月4日]
みなさん、こんにちは。
授業や宿題、モニターの見過ぎなどで目が疲れたとき、目のケアを
しているでしょうか。目が疲れるという感覚は、なかなか人に説明
するのが難しいですが、目も筋肉と神経によってはたらいています
ので、長時間負担をかけると疲れるものです。
学校の先生に「少しの間、遠くの緑を見て目を休めましょう」などと
言われたことはあるでしょうか。遠くの緑...つまりはそびえる山々
などを見ていると、確かに心が落ち着くような気がします。
気持ちの面で休まっているのは分かりそうですが、本当に目は休めて
いるのでしょうか。少し難しい話になりますが、光は波として目に
伝わり、色によって波長が異ります。赤い光は波長が長く、青い光は
波長が短いとされています。
そんな中で、目に見える波長のちょうど中間あたりに緑があります。
波長の長い色や短い色に比べて見やすく、目に優しいというわけ
ですね。さらに"遠くの"というのもポイントです。目には水晶体と
いわれるレンズのような部分の厚みを変えることでピントを調節して
います。この水晶体を動かしている筋肉は遠くを見ることによって
緩めることができます。
本やスマホなど、近くのものを見続けていると目の筋肉が働きすぎて
疲れてしまいますので、休憩のときにはできるだけ遠くの緑を見る
ようにしましょう。