[2025年2月14日]
みなさん、こんにちは。
理科の時間で液体の性質、酸性・中性・アルカリ性について
習います。中学になると酸性の正体は水素イオン(H+)、
アルカリ性の正体は水酸化物イオン(OH-)であると習いますね。
アルカリ性の水溶液にも様々なものがあります。例えば
水酸化ナトリウム(NaOH)であれば、水に溶けると電離して
ナトリウムイオン(Na+)と 水酸化物イオン(OH))に分かれます。
この OH-こそがアルカリ性の正体ということになります。
そんなアルカリ性の水溶液の中にはアンモニア水も含まれます。
せっかくアンモニアはアルカリ性であると習っても、イオンの
ことを考えると、Oが無いから中性かな、Hがあるから酸性かな、
と混乱しがちです。
では、アンモニア NH3の、どこから OH-が
生まれるのかと言うと、アンモニアが水(H2O)と反応して以下の
ように変化するからです。
NH3 + H2O → NH4+ + OH -
この反応により OH-が発生します。このように、
水を巻む形で電離する物質は他にもありますので注意が必要ですね。