[2011年4月28日]
高校入試と
中3の学力テスト(4月)の反省
数学
高校入試問題と比べて、比較的に簡単な問題でした。基本を問う問題が多く、入試問題から見れば基礎力があるかどうかを問う問題です。基本を問う問題については、苦手を作らずまんべんなく解けるようにしておきましょう。特に計算問題では1問以上のミスは許されません。ここで点が取れないと数学は1桁の点になる可能性がありますよ。
5と6は、入試問題に近い応用問題でした。公立高校の普通科を目指す生徒は、まずはこの2題が半分以上できることを目指しましょう。また入試では、5のように穴埋めの証明になることは少ないです。自分で全文を書ける実力がいります。もちろん証明問題は100%でなくとも良いのです。部分点ねらいで減点1〜2点に収めれば成功。それくらいの気持ちでいる方が良い点が採れます。
6のような関数の応用問題は、徹底的に勉強しておく必要があります。(1)(2)(3)とあれば、ほぼ必ず(3)が一番難しい。だから、(1)(2)を確実に答えられることが、第一段階の目標となるはずです。また、(3)の一番難しい問題は、なかなか学校では勉強できませんし、やり方を学ぶ機会が少ないはず。塾でしっかりやりこなしましょう。
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理科
高校入試問題と比べて、少し簡単です。もう少し難しい問題が何問か追加されるくらいでしょう。つまり理科では、あらゆる分野の内容がまんべんなく出来てはじめて良い点が採れます。苦手な分野が1つでもあると、理科は良かったり悪かったりします。入試ではそれが運・不運になって出るので、運に負けないように完璧にしておきましょう。たくさんの量があるので早くから復習して、標準問題までは完璧にしておくとよいです。
また、余裕のある生徒は、記述問題にも挑戦しておきましょう。この学力テストでは、記述問題がほとんどありませんでした。
高校入試問題では、約1割の記述問題が出ますよ。また理科の記述問題は、採点者が答えて欲しい内容が入っていないと点になりません。その意味でも慣れておく必要があります。
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英語
高校入試問題と比べて、まだ中3の文法が出せない分簡単になっています。中3の文法が長文に入るととたんに難しく感じます。これからの中3の勉強を真剣にがんばってください。
また、Aのリスニング問題を選択しているのでやっていませんが、発音・アクセントの問題も重要です。すでに受験生なのですし、短期間で発音・アクセント問題を勉強するのは難しいですから、最低4月の問題をやっておきましょう。
また、3文や5文の英作問題にも慣れる必要があります。自分でどんどん書いて練習しておきましょう。
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社会
高校入試問題と比べて、記述問題や資料・図を使った問題が少なかった分だけ簡単になっています。理科と同様に、社会もあらゆる分野の内容がまんべんなく出来てはじめて良い点が採れます。苦手な分野が1つでもあると、理科は良かったり悪かったりします。たくさんの量があるので早くから復習して、標準問題までは完璧にしておきましょう。
また中3で習う公民は、生徒の生活からすればかけ離れている分だけ分かりづらく感じますが、社会人になれば必要なものばかりです。なんとか身近に感じられる工夫をして覚えてください。
社会で良い点を採ろうと思えば、記述問題や資料・図を使った問題をたくさん解いて練習しておく必要があります。これからの課題であることを忘れないでください。
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高校入試問題と比べて、長い記述問題や文法問題・古典の問題がありませんでした。その分だけ簡単になっています。国語もいろんな種類の問題を勉強しておく必要があります。
また、漢字は意外と配点が高く、出来ない問題を1問以内に収めることが大事です。また、漢字の読みは中学生の漢字から、書き取りは意外に小学生の漢字から出ることが多いのです。だから、小学生の漢字も覚えておく必要があります。これを忘れないように。
今回は出ていませんが、中学生の古典は、本当の古典と言えるものではありません。古文と日本語訳を照らし合わせて理解できればよいのですから、誰でも出来るレベルですよ。がんばりましょう。