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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2011年12月1日]

過去問題提出、始まる

過去問題提出、始まる

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 入試が近づき、11月から、中3生や、中学入試を受ける小6生は、過去の入試問題を解く取り組みを始めました。そして、問題を解いた「ノート」・その結果を記録した「得点表」・計画的な生活を送るための「スケジュール表」の3点を、毎週最初の授業の際にチェックを受けるようにしています。きちんと取り組んでいる生徒がいる一方で、一部には意識が低く取り組めていない生徒もいるというのが現状です。
 次のページに載せたのは、公立高校入試の数学の1番(小問題)で出題された計算分野の、一昨年から過去10年間分を集計したものです。これより、「正負の数;2数の加減」「正負の数;2数の乗除」「単項式どうしの乗除」「平方根の四則計算」「2次方程式の計算」は毎年出題されていることや、一方で例えば「連立方程式」は一度も出題されていないこと(これは2番以降の大問題で、解き方を説明するという形でよく出題されるからだと考えられます)などの傾向がうかがえます。このように、自分が実際に受ける入試の過去の問題を解くことで、その傾向などもわかります。

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 入試を受ける者にとって過去問題は、いわば「2番目に良い教材」だと私個人は考えます。実際に出題された問題を解くことで、『相手を知り、自分を知る』ことができるからです。そして相手(入試の傾向やレベルなど)を知り、自分(苦手な部分や足らない学力など)を感じたうえで、それを克服するために自分で選んだ教材こそが、自分にとっての「1番良い教材」なのだと私は考えます。
 ですから、過去問題を解いて終わりではありません。解いたその後に何をするかが大切です。やることが多く大変でしょうが、自分の夢・希望をかなえるために、やらされているという意識ではなく、自分からひとつひとつの取り組みを大切にしていきましょう。