[2009年10月11日]
★2学期は行事がいっぱい!
体育祭や文化祭。楽しい行事はその当日だけじやなく、準備などで時間を取られることも多かったと思います。放課後だけではなく、時には休日に準備をする生徒もいます。楽しい行事を前に、うかれて授業に身が入らなかったり、帰宅しても疲れて勉強ができなかったりするケースも多かったでしょう。気がつくと10月になっているのです。定期テストも近いのです。
☆センパイの場合
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私の学校では、毎年盛大に文化祭が行なわれます。私はクラス展示のリーダーになったので、9月半ばから準備に大忙しでした。いろいろなコーナーを企画して展示したのが好評で、クラスの団結も強まり大成功だったんだけど、つい、勉強が手抜きになってしまって…。授業中は集中できず、家でもほとんど勉強できなかったのです。そのため、文化祭後の中間テストは、ほとんどの教科が成績ダウン。テストが返されたときはショックでした。
★部活動もいきなりハードに!
1年生は1学期までとは違い、部活動が本格的になってきました。先輩の指導もきびしくなるし、新人戦などの試合もあります。ハードな練習で疲れきって、帰宅するとすぐ眠くなるなんてことも。
2年生も3年生が引退し、自分たちが中心になって部活動を引っ張っていく立場に変わるので、責任重大です。
☆センパイの場合
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僕はテニス部。1年生の1学期は球ひろいと素振りや基礎トレだけだったのが、2学期になると急に練習がきびしくなりました。2年生の先輩と同じメニューをこなし、毎日ボロボロになるまでしごかれて‥・。家に帰って夕食を食べると、もう眠くって勉強が全くできない。おかげで1学期成績がよかった教科が一気に悪くなってヤバイって思いました。
★授業はむずかしくなってスピードアップ!
2学期の授業は、習う内容が難しくなったり、スピードが速くなったりするからたいへんなのです。1年生の1学期は、中学校の授業になじむためのウオーミングアップといった面もあったけど、これからは授業の進むスピードも速くなり、テストもぐっとむずかしくなる。2年生にとっての2学期は、高校入試へのスタートを切る時期とでも言えるでしょう。2学期に習う重要事項を確実に押さえ、成績UPができれば、志望校合格に確実に近づけるのです。
☆センパイの場合
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1年生の1学期はほとんど予習・復習をしなくても、まあまあの点が取れていたんです。2学期になって、英語や数学の授業でわからないことが出てきたけど、相変わらず宿題ぐらいしか勉強しなかったから、中間テストの直前になって真っ青になりました。勉強しようと思っても、授業で理解できなかったところは、ぜんぜんわからなかった。そのままにせず、じっくり復習したり、先生に質問したりすればよかったと思っています。
◇教科別効率UP勉強法はコレ◇
2学期は、とってもいそがしい上に学習内容がむずかしくなることがわかったかな?だからこそ効率よく勉強することが大切なのだ。教科別におすすめ勉強法を紹介するので、これからの勉強に役立てよう。
英語 予習と単語がカギ
●予習ははずせない
英語は、復習よりも予習に力を入れよう。少なくとも、新出単語の意味を調べたり、教科書をざっと見たりしておかないと、どんどん授業についていけなくなってしまう。授業の前に、教科書の英文をノートに写し、単語の意味を調べて日本語訳をしておくと、授業中の先生の説明がよくわかるよ。また、授業で先生が強調したポイントをメモしておけば、テスト前の復習もスムーズにできるはず。わかりやすいノート作りも、予習にかかっているということなんだ。復習はその日に習ったことを見直すだけでもOKだから、その分予習をキッチリやろう。
●単語は少しずつ覚えよう
テスト前にあせってしまうのが英単語。新出単語が多くなると、短い期間で覚えるのは難しい。毎日5個ほど、少しずつでよいのでコツコツと覚えることが大切だ。前の日に覚えた単語ももう一度見直しておこう。その日に覚える単語5個と、前の日に覚えた単語5個の計10個なら、ヤル気になればすぐできそうだね。やる時間を決めて習慣にしてしまおう。毎日やるのがむりな場合、週に3日でもいいから続けるようにしよう。今回のコンピュータテストでも感じたが、単語を覚えるときに重要なのは、意味や発音だけでなく、動詞、名詞、形容詞など品詞をもしっかり覚えることなのである。英語の文法を押さえるためにも非常に重要なことなのである。
数学 復習と問題演習がポイント
●わからないところを確実になくす
数学は予習よりも復習を重視すること。授業で習った例題などは、その日のうちにもう一度解いてみて、確実に解けるか確認しよう。授業中に解き方がわからなかったりまちがえたりした問題をチェックするだけでもOK。授業中にまちがえたところは復習するときのポイントになるので、消しゴムで消さずに赤ペンで正しい答えを書いておこう。また、わからないことは決してそのまま放っておかないことが大切だ。授業中にわからなかったことは、休み時間に友達に聞くか、先生に質問して理解しておこう。最近、計算は出来るが、文章題になると全く歯が立たないという生徒が増えてきている。やはり、文章読解力の低下によるものであるのか…、いや、やはり努力不足である。消化する問題数が少ないのである。
●問題をたくさん解いておく
授業の進むスピードが速くなると、授業中に練習問題を解く時間が少なくなることが多い。解き方をしっかり理解する前に、次の内容をどんどん習うので、頭が混乱してしまうのであろう。だから、その分自分で問題演習をしておくことが大切だ。週末などには、習った範囲の問題を解いておこう。もちろん、まちがえたところは、解答・解説などを手がかりに、なぜまちがえたのか見直しをしておこう。ふだんから練習問題をやるのとやらないのとでは、テスト前の大変さがずいぶんちがってくる。
国語 単元の変わり目がカギ
●単元の変わり目には予習と復習を
国語は、ふだんはあまり予習や復習をしない人も、単元の変わり目には、まとめて予習・復習をしておこう。といってもむずかしく考えることはない。復習は、終わった単元のノートをざっと見直しておき、予習は教科書の次の単元を読んでおけばだいじょうぶ。これだけでも、授業で習ったことが思い出せるし、新しく習うことにも取り組みやすい。できるならそのときに、文法事項や授業で先生が強調したことなどを確認したり、ノートのその部分にマーカーを引いたりして整理しておこう。そうすると定期テストの前になってあわてずにすむよ。
●漢字はコツコツとやっておく
定期テストにも必ず出題される漢字。つまりやっておけば確実に得点できるということ。これも英単語同様1日5字などと決めて、日頃から少しずつがんばるようにしよう。漢字はその1字だけを覚えるのではなく、その漢字を使った熟語やその意味といっしょにおぼえよう。声に出して読みながら、トメやハネまで気をつけてていねいに書きながらおぼえるとよい。まちがえやすい字はセットでおぼえるとわかりやすい。例えば、同音で形の似ている「招」と「紹」は、それぞれ「招待」「紹介」などの熟語で覚えてしまおう。
理科・社会
授業と復習がポイント
●授業中をうまく活用する
いそがしい2学期、家では英語・数学の勉強でせいいっぱいになる場合も。だから、理科・社会は授業中をうまく生かすことが大切だ。先生の話は、集中して聞いてきちんとノートをとること。また、先生が強調したポイントや図、表については教科書や資料集にマーカーで印を付けてもいい。できれば授業中に覚えてしまうぞ、くらいの意気込みで真剣に取り組むと、テスト前にも印象に残っているよ。また、実験や観察、自分で調べる授業の場合も、まとめや振り返りをきちんとノートなどに書いておくと、テスト前に役立つよ。
●復習は短時間でもその日のうちに
習った当日に、ほんの少しの時間でもノートを見直しておこう。たとえ10分か15分見直すだけでも、その日のうちなら記憶が鮮明で、頭に入りやすいから効果的だ。そのとき、ノートにわかりにくい部分があったら、教科書などを見ながら書き直しておくと、テスト前にはばっちり役立つよ。その日に時間が取れない場合は、週末にまとめてやってもOK。要は、習いっ放しで定期テストまで放っておくのではなく、どこかでノートの見直し、整理をしておくことがポイントなんだ。