[2012年6月4日]
いくつかの真理を発見し、いくつかの誤謬を破壊したという証明書こそ、わたしの考えによれば、後世がひとりの偉大な人物の栄誉のために建てることのできる最美のトロフィーである。
(フリードリヒ大王)
◇仲間内で、ちょっとしたことに異議を申し立てるのは、勇気がいることです。
今まで皆が何の疑問も持っていないことに、突然、「おかしいんじゃないの!」と異議を申し立てるのは、気が引けます。
ましてや、会社の中で、今までのやり方に文句を言うのは、首を覚悟で、言うようなものです。
◇しかし、上の名言は、それをしろ!と皆に問いかけているのです。
今まで正しいと思っていたことでも間違いだと思えば、それをやり玉に挙げて破壊し、それに代わる新しい真理を発見し、未来のために、生きろと問いかけるのです。
今生きている人間と軋轢を起こして、未来の人間と関係を結ぶ時、上の名言の言う命令は実行できるはずです。
だから、上の名言は、後世が認めてくれると言っているのです。
◇私たちの視野はどこまで拡がっているのでしょうか。
今だけを問題にしていないでしょうか。未来に向けて、未来の人間と関係を結んでいるでしょうか。
今日、社会から投げかけられている問題は、実は未来から投げかけられている問題なのです。そのことを意識して考えることです。