[2012年6月12日]
人間のプライドの究極の立脚点は、あれにもこれにも死ぬほど苦しんだ事があります、と言いきれる自覚ではないか。(太宰 治)
◇プライドとは、なんでしょうか。この問いはちょっと難しいです。
自分が大切にしている何かをプライドというのでしょうが、その何かを人間一般として考えるのは、非常に難しいです。
人それぞれ、大切にしているものが、案外違うからです。
◇しかし、上の名言は、プライドの元は、自分が命を懸けて取り組んできた過去の中にあるというのです。
だから、真のプライドを持つためには、命がけの勝負が行われなければなりません。
◇それをしていない人間に、本当の意味でプライドなんていうものはないのかもしれません。
あるのは、ただの見栄や卑屈な自己保身だけなのかもしれません。
◇だからこそ、こんな表現が巷で言われ続けるのです。
「あの人はプライドが高いから」と。
本当の意味でプライドを持っている人間は、腰の低い人間です。
それが、高く見えること自体、プライドのない、見栄っ張りな人間なのです。
そうならないために、命がけで生きていきましょう。
命がけの人生を意識して送りましょう。