[2012年6月27日]
鳥は卵の中から抜け出ようと戦う。卵は世界だ。
生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。(ヘッセ)
私は、気が付くとこの名言を読んでは、反芻し、自分に勇気を与えています。
今いる心地よい領域=コンフォートゾーンから、抜け出て、さらなる成長をしなければならないと思っている時に、自分の中で踏ん切りがつかない時があります。
そういう時に、この名言の助けを借りるのです。
◇私たちは、住み慣れた安住の地に腰を下ろして、安穏と生きていきたいと思いますが、しかし、それでは、自分がもう一回り大きくはなれません。
現状に甘んじ、ぬるま湯に気を許して、前に進もうとは、思わなくなってしまうからです。
◇新しい自分になろうと思えば、住み慣れた世界をどうしても壊して、新しい世界に飛び出ていかなければならないのです。
そうしなければ、死んでしまうのです。
◇生まれ続けるためには、私たちは、自分を守ってくれている世界=卵を定期的に壊して、前に進んでいくことです。
安住の地は、生きている間はないのかもしれません。