[2012年7月1日]
ちょっと安心した。教員の入れ墨数。しかし!
「入れ墨」教職員は10人 大阪市教委が調査発表
(2012年6月26日 朝日新聞)
○大阪市教育委員会は26日、教職員ら約1万7千人に入れ墨の有無の自己申告を求めた調査結果を発表した。
市立学校に勤務する教職員10人が「体に入れ墨がある」と申告した。
市教委は入れ墨が見えないように服装などで工夫をするよう指導する方針。
○市教委によると10人の内訳は、校舎修繕などを担当する小中学校の管理作業員8人▽小学校の給食調理員1人▽小学校教師1人。
うち管理作業員と教師の計2人は「児童らの目に触れる可能性がある部位に入れ墨がある」と校長から報告があり、教師は入れ墨を消す意向を校長に伝えているという。
○調査は、自己申告を基に「入れ墨のあった教職員の有無」「児童の目に触れる可能性があるか」を校長に報告させる形で行われ、氏名や年齢、どのような入れ墨かなどは把握していない。
私のコメント
◇今回の調査を受けて、私の感想は、ちょっと安心した、というものです。
教員の中に入れ墨をしている人がもっと多かったら、どうしようと思っていました。
この調査結果が、本当のものかどうか分からない部分もあるかもしれませんが、一安心です。
◇しかし、教員に対するこの調査は、教員に対する冒涜のようなものです。
社会的に認められていない入れ墨(銭湯やサウナ、プールといった公共的な場所では入れ墨をしている人は入ることを許されない)をしているわけがありません。
これが、昔の教員に対する感覚でした。がしかし、そんな感覚は、今は全くといっていいほどなく、教員だからこそ、変なことをしているかもしれないという憶測を呼んでしまう現状があります。それが、悲しいです。
こんな環境の中では、教員と保護者・生徒の信頼はなかなか構築出来ません。
これでは、子どもたちも教員を信頼しなくなります。こんな現状は、教員にとって辛いでしょう。
◇だから、教員が、自分自身に対する信頼を世間から勝ち取るためには、社会的な行為=世間の常識を徹底的に行うことです。
社会が求める人間として教員が、自己イメージをして、行動することです。
教員が、社会人として自分を高めることです。
そうしなければ、この現状は打破できないように思います。