[2012年7月19日]
手なれたものには飛躍がない。常に強烈なシロウトとして、危険をおかし、直感に賭けてこそ、ひらめきが生きるのだ。(岡本 太郎)
◇私は、若い頃、同じ会社に5年はいないと決めていました。それは、仕事が惰性になると思っていたからです。そして、何かチャレンジ精神のようなものが、失われてしまうと思っていたからです。
◇だから、どの会社に入っても、軋轢が生まれることをそれほど意識していませんでした。その結果、6回も首になってしまいましたが、大きな経験を色々得ました。
◇私たちは、ともすると場に慣れてしまって、自分の領域から出ようとしなくなってしまいます。こういうものだと、したり顔をして過ごしてしまいます。
そうなると、成長カーブはどんどん小さくなって、結局、直線のような状態になって、成長が自然と終わってしまいます。自己開発が終わってしまうのです。
◇そうなると、実はどんどん衰退してしまいます。年は取るのに、実が熟さないからです。熟す前に腐ってしまうのです。だから、自分の慣れきった領域から出ていこうとすることです。嫌なことにチャレンジすることです。
◇自分の領域から出ていけば、緊張感が増します。緊張感が増せば、それだけ直観が生きてきます。生きるか死ぬかの緊張感の中で仕事をしていけば、おのずと自己開発に向かっていくからです。強烈なシロウトでいつもいる覚悟を持つことです。