[2012年7月25日]
悪い知らせであるほど、それを伝えるには努力が必要だ。(アンドリュー・S・グローブ)
◇上の名言は、ドラマの一シーンを思い出してもらえれば、簡単に理解できます。病室で、不治の病を抱えた身内に余命を伝えるシーンとか、医者が、患者に思わしくない検査の結果を伝えるシーンを思い出してみると、簡単に想像がつきます。
◇伝える方は、相手がどう受け止めるかを考えて、伝え方を決定します。ただ単に、情報を伝えているだけではありません。私たちに重要なことは、何をどう伝えるのか、そのことを相手の立場に立って決定することです。
◇それをただ単に結果だけを伝書鳩のように伝えるだけでは、うまく伝わりませんし、たとえ伝わったとしても、相手がどう受け止めたかを私たちは、理解できません。できることなら、相手が、相手のプラスになるように受け止めてほしいからです。
◇上の名言の言うように「悪い知らせ」であればあるほど、私たちは、相手に対して努力をして伝えることです。どう伝わるのか、どう受け止められるのか、このことを考えながら的確に伝えていくことです。悪い知らせを隠ぺいするためではありません。悪い知らせを正確に伝えるために。