[2012年8月2日]
自分に誠実ではないものは、決して他人に誠実であり得ない。(夏目 漱石)
◇自分の声に耳を傾けてみましょう。その声の中には、様々な声が存在することでしょう。
◇たとえば、本当に信じてこんなことをやっているのかと疑問を感じている声や、本当はこれをやりたいの、何でこんなことをやらされているんだという声。あるいは、これができて本当に良かったと喜んでいる声、実に様々な声が、自分の中にはあります。
◇そんな自分の声にどう応えようとするのか。これが、自分に対する誠意ということです。
◇自分と徹底的に向き合うことができて初めて、他人と向き合うことができるのだと上の名言は言うのですが、それは、自分の心の声に向き合うことができなければ、他人の心に誠実に応えることはできないという意味と同じです。
◇だからこそ、私たちは、自分の声をたまには聴いて、自分と向き合うような時間を持つことなのです。
◇自分の課題から目をそらしている人間を信用してはいけません。自分に誠実ではないからです。必死になって生きている人間を信用しましょう。それは、彼が心の声に応えようとしているからです。