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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2012年8月17日]

パウロ・フレイレの名言

課題提起教育は、何ものかになりつつある過程の存在として、すなわち、同様に未完成である現実のなかの、現実とともにある未完成で未完了な存在として、人間を肯定する。(パウロ・フレイレ)


◇今回は、パウロ・フレイレの登場です。イバン・イリイチとパウロ・フレイレは、私のヒーローです。パウロ・フレイレの「被抑圧者の教育学」や「伝達か対話か」は、私に新しい教育観を提供してくれました。教育の可能性を示してくれました。本当に助かりました。


◇人間は、何かになりつつある存在なのです。完成品としての存在ではありません。不完全な存在なのです。しかし、その不完全さを肯定しながら、私たちは、前に進んでいくものです。人間というのは、自らの不完全さを肯定し、その肯定する力で自らを否定しながら、現状を生成していく存在です。


◇不完全でいいではないですか。しかし、現状に甘んじてはダメです。自己肯定しながら、自分自身を超えていきましょう。そういう力が人間にはあるはずなのですから。