[2009年11月16日]
◇英語圏における「フレンチキス」は、フランスでは「イングリッシュキス」として知られる
どちらが先に言い始めたのか気になります。
◇"Almost"(ほとんど)は、全ての文字がアルファベット順になっている単語の中で最も長い単語
A→l→m→o→s→t。
他にどんな単語があるのでしょうか。
◇"Rhythm"(リズム)は、母音のない最も長い単語
これも他の単語が気になります。
◇"queue"(おさげ髪)は、最後の4文字を削除しても同じように発音される唯一の英単語
「queue」も「q」も「キュー」ですね。
◇象は、ジャンプできない唯一の哺乳類
でも耳を羽ばたかせて飛ぶんですよね(?)
◇指紋のように、tongue print(舌紋?)もみんな異なっている
未来のATMでは舌紋で本人かどうか調べられるかも。みんなATMに向かって舌を出している。うーん、凄い絵だ。
◇蜂蜜は、腐らない唯一の食べ物
エジプトでピラミッドの発掘をしていた米国の考古学者T.M.デービスが約3300年前の蜂蜜の入った瓶を発見。その蜂蜜は全く変質していなかったと記録されています。
◇人間は生まれたときは骨の数は300だが、大人になる頃には、骨の数は206しかない
なくなった94個の骨の行方が気になります。
◇宇宙はどこからどこまで?
宇宙がどこから始まるかは、実は世界中の学者を悩ませている難問なのです。空気がなくなる高さより上を宇宙と決めようという意見があります。飛行機が飛べない高さのことです。しかし、空気はだんだん薄くなっていき、どこからなるか、はっきりいえません。そこで、人工衛星が燃えつきないで飛び続けられる高さである90〜110キロメートルにしようという意見もあります。
しかし、これに対しても、アメリカなどは「宇宙での自由な活動が制限される」といって反対しています。宇宙の範囲を決めると、それ以下の高さが、それぞれの国の「領空」のようになるからです。ですから、宇宙の憲法ともいわれる「宇宙条約」でもまだ宇宙の範囲は正確に決められていないのです。
◇宇宙は暗黒エネルギーに満ちている
独立行政法人理化学研究所は9月26日、宇宙が「暗黒エネルギー」に満ちているという証拠を、既存の方式とは異なる独自手法で得ることに成功したと発表しました。
これまでの天文観測の進展によれば、普段人が目にしている物質は宇宙全体の質量からすればほんの数%に過ぎず、他の質量の大半は「暗黒エネルギー」と呼ばれる、宇宙を均一に満たす謎のエネルギーによって占められているということが示唆されています。
アインシュタインの一般相対性理論によれば「質量」と「エネルギー」は同一です。エネルギーがあればイコール質量が存在するはずなので、宇宙の暗黒エネルギーはその分だけの宇宙の質量に占める割合として表現できます。
しかし元々目にも見えずつかみどころがないものなため、これまで直接的に検出されることはなく、天文学や物理学の最大の謎の一つとされています。
今回理研のグループでは遠方の天体からの光がその視線上にある別の天体によって曲げられ、見かけ上複数に分裂して観測される「重力レンズ現象」という天体現象に着目しました。この現象に関して大規模な探索を行なうことで、宇宙の暗黒エネルギーが宇宙全体の質量の70%を占めていることを確認しました。さらにアインシュタインが導入し、後に撤回した「宇宙項」と呼ぶものにも矛盾しないことも確認され、暗黒エネルギーの正体の解明に向けた新たな一歩を踏み出すことに成功したといえます。
要は”宇宙中に敷き詰め満たされているらしい存在(地球上でなら「空気」のようなもの)がエネルギーとして存在し、それを「暗黒エネルギー」と呼んでいます。
しかしその存在はつかみ所がなく、「存在している」という証明自体が難しかったのです。今回理研が独自方法で「暗黒エネルギーはあるらしいよ」「その質量は宇宙全体で70%を占めるらしいよ」ということを確認できた”……ということです。
「暗黒エネルギー」というと人間の心をダークサイドにいざなうような物体として、宇宙規模の親子ゲンカ映画を始め、各種SF映画が頭に思い浮かびますが、特にそのような性質を持っているわけではありません(笑)。話が壮大過ぎるだけに、まさに言葉どおり「つかみどころ」がありませんが、宇宙の深遠を探るドラマを求める人たちにとっては、偉大なる一歩であるのかも知れません。
◇「ペットにえさをあげる」と奴隷になる?
「注意してやって」と書くと「注意してあげて」の間違いではないかと指摘されることもあるのですが、「あげる」は「自分が相手に対して、目よりも上に捧げる」という意味の言葉です。ということは「子供に注意してあげてください」というのは「子供に対して親がへりくだれ」と言っていることになるので、おかしな表現です。相手に何かするのは「やる」と言うのがふつうの表現なのですから「注意してやる」と言うのが正しいのです。ですから「ペットにえさをあげる」なんて、人間が奴隷のようだという表現になるのでかなりおかしいものです。「あげる」の類義語(やや謙譲の度合いが大きくなりますが)である「さしあげる」に置き換えてみると、変であることがわかります。
◇スキー場では風邪をひかない?
「スキーに行く」というと「風邪をひかないようにね」とよく言うようですが、スキー場では本当に風邪をひきやすいのでしようか?
答えはNOです。スキー場は寒くて風邪をひきそうですが、山の雪の上にふりそそぐ太陽光線は、都会とちがって紫外線が多く、これが空気中の風邪のウイルスや有害な細菌を殺してくれます。
寒さは風邪の原因ではありません。風邪のウイルスは乾燥した空気と低い湿度を好みます。湿度が20〜35%だと活発化し、50%を超えるとウイルスの動きは急激ににぶくなります。また、インフルエンザウイルスは人から人への感染だけでなく、豚や馬や大型の鳥も感染経路となります。熱は、風邪をひいた結果であって、原因ではないのです。