[2009年11月16日]
去年のこの時期、私は発展的な内容の問題をこなすのに力を入れていました。特に集中的にこなしたのが、苦手だった数学。基本的な問題は大丈夫でしたが、解くのにちょっとした工夫が必要な問題になると太刀打ち(たちうち)できませんでした。苦手な科目や分野は「やらないと」と自覚していたから、何とか補強できたと思います。でも、別のところに「落とし穴」がありました。得意だと思っていた英語が急に伸び悩み出したのです。そのひとつの原因は、学校で関係代名詞を勉強する日に私が休んだことでした。関係代名詞の基礎をきちんと身につけないまま、応用問題を解いていたのでできるわけがありません。でも、英語そのものはとくいだったので、関係代名詞以外の項目がカバーする形で、成績の落ちこみを遅らせていたのだと思います。関係代名詞がボロボロだと気づいたのは3学期になってから。基礎を固めなおせたのが入試の直前だったのでぜんぜん余裕がない状態で、本番をむかえる結果になりました。
去年の私のように「多分できるだろう」と取り組んでいる人がいれば、その姿勢はすぐに直した方がいいと思います。うやむやにしたりごまかしたりしないで、苦手な部分は苦手だと認める。そうすれば、いまから対策を立てられ、自信を持って本番にのぞめると思います。