[2012年9月4日]
悲しみにしろ喜びにしろ、それに心を躍らせたことのない人は、決してまともな人間とはいえないだろう。(ラーゲルレーヴ)
◇人間は、感情に左右される動物です。悲しい出来事に遭遇すれば泣き、うれしい出来事に遭遇すれば笑い、喜び、そして、そんな感情をどんどん表に出して生きていく動物です。
◇そんな本性を持った動物である人間が、喜びも悲しみにも、影響を受けたことがないとなれば、それは、大きな問題です。人間として基本的な部分がどこか壊れているかもしれないからです。
喜怒哀楽を感じてこそ人間なのに、それを受け入れないか、受け入れてもじっと隠している人間は、ちょっと普通ではありません。
◇私たちは、素直に、感情を受け入れましょう。そう感じたことをそのまま素直に感じ、そして、その感情から素直に影響を受ける。そんな人間が、人間なのです。それでいいのです。感情に左右される人間で良いのです。それをどう受け入れるかが、人間の度量なのです。そこで、勝負をかけることです。
最初から感情を受け入れないということではないのです。