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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2012年9月11日]

夏目 漱石の名言

前後を切断せよ、妄(みだ)りに過去に執着する勿(なか)れ、徒(いたず)らに将来に望みを属(しょく)するなかれ、満身の力を込めて現在に働けというのが、乃公(だいこう)の主義なのである。(夏目 漱石)


◇過去も未来も現在がない限り、何も意味を持たちません。過去は、現在が存在するからこそ、現在の原因として意味を持ちますが、その現在が、どうであるかで、その過去の意味も大きく違ってきます。


◇それと同じように、未来もまた現在があるから意味を持つもので、現在が今にも消えてなくなりそうな時に、未来に対しては、私たちは、何も価値を持ちません。現在がどうであるかによって。思い描く未来が変わってくるのです。


◇だから、上の名言は、「満身の力を込めて現在に働け」と言っているのです。現在を徹底的に生きてこそ、私たちには、価値ある過去と価値ある未来があるのです。過去を引きずって悔やんでみても、未来に期待をかけて、今をないがしろにしても、それでは、何も意味はないのです。現在に自分を賭けてこそ、自分自身の人生は輝きだすのです。だから、過去と未来をないものとして現在を生きていけ!そう上の名言は、言うのです。