[2012年10月2日]
隣人の語ること、行うこと、考えることを気にかけない者は、どれだけ多くの利益を受けることだろうか。(マルクス・アウレリウス)
◇私たちは、いつも他人を気にして生きています。何かをやろうとする時には、他人がどう思うかを考えますし、他人に相談してしまいますし、また、普段は、他人の自分に対する評価を気にして、他人の評価を高めるように行動をしてしまったり、他人の評価を聞いて、落胆したりしてしまいます。
◇しかし、私たちに重要なことは、自分が何を成すべきかということです。
他人の意見は、意見として聞いても、自分がやることが普遍的な真理に適うことだと考えれば、それをやろうとすることが、私たち人間の使命です。
そのことを忘れて、他人の言動に影響を受けてしまうのは、自分という存在を大切にしていないことです。
◇私たちは、信念を持って生きていきましょう。その信念が、普遍的な真理に適うように生きていきましょう。社会的な動物としての人間は、小さな共同体だけのためではなく、地球という共同体のためにも、生きていくことです。