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加藤学習塾
【岡山県岡山市の進学塾】

[2012年10月12日]

トルストイの名言

神の下には大きなものも小さなものもありはしません。人生においてもまた、大きなものも小さなものもありはしません。あるものはただ、まっすぐなものと曲がったものだけです。(トルストイ)


◇世の中には、価値の高いものと低いものが、あるわけではなく、自分が、そのものをどう見ているかだけの問題なのです。大きいか小さいかという物自体の問題ではありません。その物を見ている自分の問題が、この世の中にあるだけなのです。


◇私たちが生きている中で、重要なことは、自分にとって、その物が価値を持つかということです。自分にとって価値を持つということは、自分がその物を使いこなして、現実的な効果を生むということですから、たとえば、大金を手に入れてもそれが、自分にとって本当に価値のあることなのかどうかは、全く分かりません。ある人にとっては、一億円を手にするよりも、百万円を手にした方が、圧倒的に価値があるかもしれません。一億円を上手く使いこなすことはできないが、百万円をうまく使いこなして、自分の人生に効果を発揮するかもしれないからです。


◇物自体に価値はありません。その物を見ている自分がどう価値を見出すかが、問題なのです。大きなものも曲がっていては使えないのです。小さなものでもまっすぐなものなら、うまく使えるはずです。自分にとってどう見えるか、どう見るか、それが人生の問題なのです。