[2012年10月16日]
真の意味でぼくを豊かにしてくれたのは、ぼくが受け取ったものより多くのものを与えた場合だけだったということを認めなければなりません。(サン=テグジュペリ)
◇昨日の名言も今日の名言も、与えるという意味を教えてくれるものです。
人間が豊かになるのは、他人から与えられた時ではありません。その逆に、他人に与えた時、それも自分の身を削って他人に与えた時、忘れた頃にその見返りが、全く違う方向からやってくるものです。
◇誰かに依存し、誰かから何かを受け取ろうとして、必死に他人にしがみついて生きていくよりも、必死に自分で生き、その必死で生きてきたことを通して、他人の痛みや苦しみが理解できるようになって、私たちは、他人にタイミング良く何かを与えることが出来るものです。
◇私たちは、自分の欲に縛られて自分を不自由にする必要はありません。それよりは、自分の信じるところに従って、必死に生きていく方が良いです。その必死さが、自分を強くしていくことになるのです。そうなっていけば、私たちは、他人に優しくなれるでしょう。他人と共に、自分の収穫物を分かち合うことが出来るはずです。