[2012年10月17日]
おかしな形はおかしな形なりに均衡があって、それがみんなにとってしあわせな形ということも、あるんじゃないかなあ。(向田 邦子)
◇自然の中にあるものは、どんなものであれ、すべて意味があります。どんなにおかしなものでも、どんなに使い勝手の良くないものでも、それをどう使うかで、私たちには意味があるものになります。
◇上の名言の言っているのも、同じようなことです。おかしいものにはおかしいものなりの意味があって、その意味さえ理解していれば、私たちにとっても意味のあるものなのだということです。おかしいものだからとぱっと捨てたりせず、粗末にしないで、そのものの意味を見つけて、活かしていこうということです。
◇私たちは、ついつい自分の視点で物事を判断してしまいますが、できるなら、様々な視点を持って、物事を判断したいものです。目の前にある物事の声なき声に耳に傾けることが、私たちにとって必要なことなのです。そういう声に耳を傾けない限り、私たちは、おかしなものの均衡(=意味)を汲みとることは出来ません。様々なものには意味があるのです。